サバイバル・アカウンティング

人工知能(AI)が代替できる仕事の筆頭に挙げられる経理職。生き残りをかけた経理マンの現在進行形の物語。

私が経理になった理由

 

こんにちは、今日は私が経理を目指した理由をお伝えしたいと思います。

 

最初から経理を志していたわけではなく、初めて就いた職業はシステムエンジニアでした。

新しいもの好きだったので、業界は漠然とIT業界が良いなと思ってました。

そして性格が極度の人見知りなので、できるだけ人と話す必要のない仕事を考えていました。

 

そこで思い付いた仕事がITの技術者でした。

なんとなくパソコンの前でずっとカタカタやってるイメージが強かったからです(当然、実際はちょっと違いましたが)。

 

運良く何社か受けたIT企業から内定をもらえましたので、そこに入ることにしました。

入社後は主にハードウェアに関する業務が主でした。

システム設計やヘルプデスクをそれぞれ1年ほど勤めましたが、2年で退職することにしました。

 

退職理由は若かったこともあって、なんとなく社風が合わないとか、他にやりたいことがあるとか、適当に見繕いました。

でも、実際にはIT業界は日進月歩で新しい技術の勉強をせねばならず、やっていく自信がなかったことが主な理由でした。

 

次の仕事を何にするかに当たって、前職のデメリットから参考にして考えました。

すなわち、勉強しておけばある程度、普遍的な知識を活用できる仕事が良いのではないかと思ったのです。

 

そこで思い付いたのが、経理でした。

会計基準の違いはありますが、複式簿記の考え方は基本的に万国共通なので、簿記や会計を勉強していけば、普遍的な知識を身につけることができると考えたのです。

IT業界は次々に新しい技術が出現するので、せっかく身に付けた知識が陳腐化してしまう恐れがあるという思いがありました。

 

また、会社の数字を理解できるということは、将来どのような立場になっても役に立つと思いました。

例えば、昇進して管理職になっても、自営業を始めたとしても、起業したとしても、必ず会社の数字と向かい合う必要があると思うので、経理というキャリアを経験することは、決して無駄にはならないのではないかと考えました。

 

さらに、前述の通り私は人見知りなので、経理という仕事も電卓やエクセルと向き合っていて人と話す必要が少ないというイメージもあったので、自分には天職に思えてきました。

 

ということで私は経理への転職を決意しました。

今思えば、最初の仕事で配属がソフトウェア部門だったら、今AIなどへの理解がもっとあったんだろうなぁと思います。

 

では今日はこの辺で。

次回は実際に経理に転職した際のお話をしたいと思います。